● パソコンの上達が子供はなぜ早いか?
子供は取扱説明書が難しくて読めませんね。ところが覚えるのが早い。実は大人の操作の仕方ををじっと見ています。
経験で覚えます。
ここのボタンを押すとどうなるかを、まるでゲーム感覚で操作します。
もっと大事なことがあります。大人には染み付いていて、子供にはそれがありません。
何だと思いますか?
それは「心配」ということです。
子供はパソコンが壊れるかどうかなんて心配しません。気にしていません。
どうせ自分で買ったわけではないし、修理のお金を払うわけではありません。
反対に大人は高価なパソコンだから、ヘンなことをしたら壊してしまうんじゃぁないかとためらいます。
結局、先に進みません。
やってはいけないこと、例えば、やたらに電源スイッチを切るとか乱暴に扱うとか、注意しなければいけないことさえ覚えれば、そう簡単に壊れるものではありませんから、勇気を出して使ってみましょう。
● パソコンのしてはいけないことを覚えましょう
パソコンも普通の電気製品です。
エアコン、テレビ、洗濯機などはあまり怖がらないで使えても、パソコンになると極端に臆病になる方、多いです。
パソコンもテレビ、エアコンと同じ電気製品です。ただ、少しデリケートな面があります。
やってはいけないことをまず正しく理解しましょう。
・電源の入れ方と切り方
・ゆっくり操作をする
・全てをマスターしようと思わないこと。
・動かなくなったら(固まるといいます)、その対処法。
● パソコンはゆっくり操作する〜せっかちな方へ
あなたが、もし自分は「せっかち」だと思っていらっしゃるのなら、
パソコンの前に大きな文字で紙に書いて貼っておきましょう。
「私はせっかちだって」(笑)
パソコンの前に座ると、イヤでもこの文字が目に入ります。
きっと、ゆっくり操作するようになりますよ。
パソコンは機械ですから、処理に時間がかかることもあります。
ゆっくり操作しましょう。パソコン側に立って、パソコンを思いやることが大切ですね。
● パソコンに詳しい人を味方にする
パソコンに詳しい人はいたら、ぜひあなたの味方にして下さい。
その人がパソコンをどうやって使っているか、じっと観察します。
その上で、基本中の基本を教えてもらって下さい。
例えば、電源の入れ方、マウスの使い方、文字の打ち方、終了の仕方、電源の切り方をひと通り、
納得がいくまで、何度でも質問してマスターして下さい。
何回もです。
きっと丁寧に教えてくれるでしょう。
でも、身内の方はやめておいたほうがいいでしょうね。
同じことを2・3度聞くと「さっき説明したろう」ってケンカになりますから・・・。
まずは、詳しい人のマネを徹底的にしましょう。
● 目標を明確にする
パソコンはいろいろな活用ができます。
はがきや文章を書く、計算する、写真を扱う、絵を描く、ホームページを見る、
メールを送る、音楽を聴く、ビデオを観る、基本要素だけでもまだまだあります。
その中で、「これをしてみたい」ことを見つけます。
好きなことや興味があるものを選んでください。
この時に、あまり欲張らずに2〜3つを選びます。
さらに優先順位をつけましょう。
一度に2〜3つを同時進行するのはやめたほうがいいと思います。
まずは、これというのを1つ決めます。
パソコンは覚えるものではなくて、慣れるものです。
1つに決めたことを、繰り返し練習して慣れます。
● 良いパソコンのテキストを1冊用意する。
あなたが第1優先に選んだことが載っているテキストを1冊用意して下さい。
テキストを選ぶ時には、見やすいこと、絵や写真入で説明が丁寧なもの、
操作の手順が詳しく書いてあるものを選んでください。
それからあなたのパソコンにマッチしたものを選ばなくてはいけません。
もし、あなたが最新のパソコンを持っていたら、5年前のテキストは役に立ちませんね。
ここは難しいです。
迷ったら、詳しい人のアドバイスを受けて下さい。
● パソコン練習法〜3回は繰り返す
まず、テキスト通りに3回同じことを繰り返します。次の段階ではテキストを見ないで、同じことをやってみます。
すると、どこかでつまずくと思います。(すんなりできればマスターしていますね)
どこでつまずいたかをテキストを見ながら復習します。
再度、テキストを見ないで、チャレンジして下さい。
一般的にどのテキストも、1歩ずつ階段を上がるように構成されていますから、
最初の段階をマスターしたら次のステップへ移ります。
1回テキスト通りに操作すると、マスターできたような感じがしますが、まだ次へいかないようにして下さい。
感じと本当に体得したのとは大きく違います。
1歩1歩の階段が次へつながっていきますから、ゆっくりとあなたのペースで上って行きましょう。
● パソコンは守・破・離が上達の近道
徹底的にテキストのマネをして覚えることを「守」といいます。
次に少し、アレンジをしましょう。ほんのちょっとでいいんです。
文章なら文字の書体や色を変えてみる、写真ならサイズを変えてみるとか。
テキストの中であなたから見て、こうしたほうがよりいいかもしれないという部分を変更してみて下さい。
だいぶイメージが変わるはずです。
あなたがこの方がよりいいなぁと感じたらそれが正解なんです。
あなたの感性を信じましょう。
テキストは、ほんの1例に過ぎません。
アレンジすることは「破」です。
最後に、あなたの感性で、テキストと同じものを作ってみたらいかがでしょうか?これが「離」ですね。
「守・破・離」これは観阿弥・世阿弥親子が能について書いた「花伝書」の教えですね。
もう半世紀以上前の教えが現代にも生きずいています。
この方法がパソコンを上達させる近道なのです。
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